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Steins;Gate 0感想

 PS4用のゲーム、Steins;Gate 0をプレイしました。続編という位置づけらしいですが、牧瀬紅莉栖を救えなかった別の世界戦で起きた外伝、というのが正しいんじゃないかな。前作は評価が高かっただけに期待のハードルは高くならざるを得ないのですが、それを割り引いて考えても少々物足りなさを感じています。
 
 物足りなさの理由を考えてみたのですが、前作は各ヒロイン(一人は男ですが)のサブストーリーを別の世界線での出来事として岡部倫太郎がリーディング・シュタイナーで記憶していています。それらサブストーリーの悲しみを抱えた先で、紅莉栖ではなくまゆりを救う決断をする事への心の葛藤に感情移入できたし、その後のTrue Endへの展開に驚かされ、救われた気持ちになれました。細かく見ていくと穴や矛盾があるのかもしれませんが、全体としてタイムリープと世界線の変動を上手く見せていると思います。
 
 一方、本作はサブストーリーがそれぞれで完結していて、前作のような繋がりが希薄です。世界線が変動する条件を回避して、過去の自分、前作のTrue Endの入り口に戻るストーリーになっているので、アッと驚くようなラストシーンを作れなかったのかと思います。また、新キャラ(かがりと真帆)のストーリーも今ひとつ力がありません。Steins;Gateのストーリーを支える世界線の変動も、本作は能動的に世界線を移し未来を変えていこうという意志よりは、変わった世界線を受け入れているだけという感じを受けました。牧瀬紅莉栖を救うことを諦めた岡部倫太郎の存在そのものが、ストーリーに反映された形になっているのではないでしょうか。

 各エンディングを見る順番によってはもう少し見方が変わったかもしれないけれど、前作を100点とすると本作の評価は60点位かな。